すべてはフロストのせい

– Catsway

昨日はお天気がよく、ものすごくよいお天気☀️で、これ以上は青くなれないというくらいの青空でした。

日差しも強く、春だ~♪ と薄着で外に出ると、太陽のうそつき! っとさけびたくなるような冷たい風。

そして今日は、何っこの白いものは⁉️・・・雪が舞っていました

私のプリンスエドワード島でのお気に入りは夕焼け。

お天気がよいと、さまざまな色に染まる夕焼けは毎回違うので、何度見ても飽きません。

 

お天気と寒風を交互に、少しずつ少~しずつ・・・春に近づいています。
長い冬の後の春の喜びを体験してみたくって、住みはじめたのですが、何度体験しても、春は待ち遠しいものです。。。

この春の困ったもののひとつが、道路の状態。

プリンスエドワード島では、冬の間、地面が凍ることによって、道路があちこち凹んだり 盛り上がったり するのです。

場所によっては、30cmくらいの深さの凹みになっていたり、アスファルトがはがれて=ポットホールとこちらでは呼びますが、大きな穴になっていたり、ヒビが入っていたり。。。
運転するのに穴や凹みをよけていると、ふらふら走っていて酔っ払い運転のようになってしまいます。

今年は、例年よりこの凸凹がひどいようで、ローカルニュースでもやってました。

道路担当大臣さんによると、予算が足りないようで😅 交通量の多いところを中心に、片っ端から穴埋め(❓)をしているとのことなのですが、どうも “もぐらたたき” というか、ただつぎはぎをしているだけというか、問題解決には程遠いようです。

でも不思議なことにこの地面の 凸凹 は、春がくると、ちゃんと平らになるのです😆
信じられないような話ですが、ほんとです。

(観光客の皆さんがいらっしゃるころには凸凹はなくなってます。でもアスファルトの穴はあいてますけどね。。。)

なぜなら、この 凸凹フロストのせいだからなのです。

フロスト=Frost=霜という方程式が頭の中に浮かびますが、どうやらこの島で言うフロストというのは、日本で思い浮かべる霜や霜柱とは意味合いが若干異なり、氷結というのでしょうか、地面がかなり深~く凍ることも意味するようです。
だから春になってフロストが融ければ、平らになるということなのですね。

また春になって、お庭にお花を植えようかなという時期になると、フロスト予報をしっかり確認しないといけません。
フロストがおりたら、せっかく植えた苗木がだめになっちゃいますので。
これは日本の霜と同じですね。

一方、このフロストがないと、農家の方には困ったことになりまして、冬の間、ちゃんと地面が凍らないと、地中の害虫などが越冬してしまうんだそうです。
そうなると、じゃがいもの病気が流行ったりして、不作のもとになります。なので、冬は凍ってくれないと困るものなのですね。

暖冬だったここ数年は、近所のおじいちゃんたちが頭をふりふりしながら

“We need frost…” と真剣な顔をして語っていました。。。

でも今年は大丈夫。ちゃんと凍ってます。

また秋には、紅葉が遅いね~なんて世間話してると、やはり近所のおじいちゃんたちは

“We need frost…”

紅葉をすすめるのもフロストのせいのようです。。。

どうやらプリンスエドワード島の生活にはフロストは欠かせないもののようです。