残るもの、残らないもの

Tomo

今朝の通勤電車で、後から乗ってきた女性が、私の前に立ち、本を開きました。
背の高い私は、見るともなしに、本を見下ろすと
(・・そう、見下ろせちゃうの、私)
それは・・・Anne of Green Gables。
赤毛のアンの英語本でした。
ちょっと古さのある紙質。 昔、読んだのを読み返しているのかしら?
と思うと、何だか、うれしくなる、ヘンは私です。

さてさて、COWSは、私もだ~い好きです!
昔は、PEIにしか店舗がなかったので、カウズのTシャツを着ているのは、PEI出身者か、PEIに行ったことのある人だけ。
カウズのTシャツを、カナダの他の街で着ていると
「Did you go to PEI?」
と、PEI出身の人から声をかけられたものです。


私と息子の写真ですが、この時もカウズTシャツを着ております。

私は Catswayさんも紹介していた、パーレーツ・オブ・カウビアン。
もちろん、買っておりました。
サッカー好きの息子には、マンチェスター・ユナイテッドならぬ、
『マンチェスター・ムーナイテッド』

英語では、牛は「モーモー」でなく「Moo Moo、ムームー」 と鳴くのです。 お忘れなく。

今では、ウィスラー、バンフ、ナイアガラ・オン・ザ・レイクにもお店があるので、PEIオンリーのものではなくなりましたが、カナダに行くと必ず
カウズには立ち寄ってしまう私です。
基本のデザインの他に 『ご当地Cow』 の図柄があるので、毎回それらを狙う、私です。

・・・、
島を観光でまわっていると、本当によく牛を見かけますよね。

ドライブのお客様に、島の状況を説明をする時に、ロードマップをお見せしながら、「ココがハイウェイで・・・」と言うと
「えっ、ハイウェイがあるんですか???」

・・と、ちょっと不安そうになるのですが、

「まわりは牛です」

のひと言で、皆さん、かなりほっとされています。

ハイウェイですら、『のどか』な田園風景の中に存在するのです。
まぁ、ハイウェイと言っても、有料道ではありませんケドね。

そうそう、PEIの牛には、日本でも一般的な、白地に黒い斑点のあるホルスタイン牛のほかに、茶色いジャージー牛も、よく見かけます。
これらの牛の、用途・・・というか、違いをご存知でしょうか?


ホルスタイン  (C) Tourism PEI


ジャージー牛  (C) Tourism PEI

ホルスタインは、ご存知のとおり、乳牛。
白い牛乳が出ます。

ジャージー牛は、茶色いボディーと同じく、
コーヒー牛乳が出ます。

・・・・・・ 💤

失礼しました😆

🐄 🐂  🐄  🐂

さっ、気を取り直して!

前回はノース・ケープまでいきましたので、その周辺観光をもう少し。

『10年ひと昔』と言うなら、これも、もう昔の話になっちゃうのね・・・

ノース・ケープを訪れる時には、ちょっと足を延ばして、エレファント・ロック
を見に行かれていた方も多いのではないでしょうか。

多いと言っても、ノース・ケープに行くこと自体、島が2度目以上の方がほとんどですけれど・・・

ノース・ケープの岬の、裏側にあり、波と風の浸食作用によって、岸壁が削り取られ、象の形になった岩でした。

『でした』 と書いたことに、気付かれましたか?

そうなのです。 残念ながら、エレファント・ロックは、もうありません。
侵食が進み、10年ほど前の嵐の日に、とうとう崩れ落ちてしまいました。

古いものを大切にするPEIの人々ですが、自然の力にはかないません。

その後、私も、ここには立寄っていませんが、
いつの日か、また新たな、象が生まれることを、期待しています。