春一番
こんにちは!
相変わらず、日本にいる春一番です。
この頃・・・終日の営業活動はつらいです😅
今年は「赤毛のアン」のツアーは人気で、調子がいいみたい。
久しぶりの好調でうれしいな。
これを機会に、知られざる東部カナダに、もっとスポットライトがあたるようになったらいいな~と思っています💕
今日は、もうひとつニューファンドランド島の話題です。
昨日、ある雑誌社の人たちと宮沢賢治の話で盛り上がりました。
「銀河鉄道の夜」を書いた人ですよね。
でも今日は、「銀河鉄道の夜」の話をしたいのではなく、「銀河鉄道の夜」の短編集の中に、ニューファンドランド島を舞台にしたお話があるというのを書きたいのです。
そうなのです❗️ 知ってます⁉️
題名は「ビジタリアン大祭」と言って、短編集の中の一番最後に納められています。
菜食主義者のお祭りのことを書いているのですが、そのお祭りが行われるのが、ニューファンドランド島のトリニティ(Trinity)。
(c) Tourism Newfoundland & Labrador
お祭りの出席者は、トリニティの港から上陸して、近所の村での大祭(会議みたいなもの)に参加するのですよ😄
宮沢賢治って、約100年前の作家です。
赤毛のアンの作者モンゴメリとちょうど同じ時代の作家なのです。
でも、どうして?
その頃、彼はニューファンドランド島のことを知っていたのでしょうか。
しかも、田舎の田舎のトリニティの村をどうして舞台に選んだのでしょうか?
確かに、現在のトリニティは、ニューファンドランド島の中でも観光地として有名な村です。
かわいらしい古い建物が村を彩り、劇場があったり、おいしいレストランや風情のある宿があったり、とニューファンドランドならではの文化や伝統が色濃く残る村なのです。
(c) Tourism Newfoundland & Labrador
でも、宮沢賢治の時代には、日本人でこのトリニティ村を知っている人がいったいどのくらいいたのでしょうか。
コンピューターも何もない時代。 海外の新聞さえ手に入るのが難しい時代。
本当に、どうして、宮沢賢治はこのトリニティーを知ることになったのか、不思議でしかたありません。
誰か知っていたら、是非教えてください。
できることなら、宮沢賢治本人に聞いてみたいです。
その「ビジタリアン大祭」という物語、不思議の世界を醸し出していて、やはり宮沢賢治の世界。
ただ、とても残念なことに、原稿が全部残っていないらしく、途中で終わってしまっているのですよね。最後はどうなるのか、それも、知りたくてたまりません❤️
トリニティ村は、州都のセント・ジョーンズから車で約3時間ほどのところにあります。
ニューファンドランド島まで行ったら、ぜひこの村にも足を伸ばしてみてくださいね