Catsway
お待たせしました❗️ (誰か待ってた⁉️)
ロブスターの季節がやってまいりました♬
自他共に認める(⁉️)ロブスターの専門家が
ロブスターのすべてをご紹介いたしましょう♬
プリンスエドワード島の北海岸では4月30日が漁の始まる日です。
4月30日にセッティングをして、6月30日にはすべてのトラップ(罠)を陸に上げなければいけません。
南海岸は8月10日前後から10月10日前後。
そう、プリンスエドワード島ではロブスターは夏が旬なのです。
他の時期は、アトランティックカナダを
各地区に分けて、順番に仲良く獲っています。
トラップは下記の写真にも見られるように
かまぼこ型の木の枠のようなものです。
中にニシンやサバなどのえさを入れまして、
海の中に沈めます。
(ロブさん、いいもの食べてます。。。)
翌日に引き上げてみると、 こんにちは~~ と
ロブさんたちがうじゃうじゃ・・・入ってるといいのですが。
このトラップを、ボート一隻につき300個まで
持っていいことになっています。
ただ場所によっては、トラップの大きさが
伝統的に大きい地区もありますので、
そういうところは250個までとか、ちゃんとみんな仲良く、
いや厳しく取り決めがあります。
冬の間、の~んびりとトラップ作りと
トラップの修繕をしていた漁師さんたちは、
4月になるといきなり、活き活きとわくわくといそいそと
働き始めます。
まるで冬眠から覚めた熊のよう。
4月29日にはトラップをボートに乗せ、
セッティングの4月30日に備えます。
このトラップは、毎朝漁に出て、全部順番に引き上げて、
ロブさんを取り出し、えさを取り替えて、また沈めます。
これを6月30日まで日曜以外は毎日、
朝5時出港。
獲れたロブさんは、一匹ずつ丁寧に頭の大きさを
専門のものさしで計られます。
小さいロブさんや、産卵を始めているメスのロブさんは
すぐに海にさようなら。
また大きくなって戻って来いよ~
獲れたロブさんは、共食いをしないように
すぐに輪ゴムをはめられてしまいます。
なんせ、爪がなくなったら商品価値が。。。
ロブさん、えさのサバに、サクって、つ、爪がぁ~~
この子達、とってもシャープなので気をつけないと。
彼らも命がけですからね。。。
ちなみに上記の写真は今年のものではありませんのであしからず。
時差が12時間ありますので、実はセッティングは明日の朝。
今はまだ29日の夜なのです。
と~こ~ろ~が~~
今日になって、大問題発生。
明日はどうやら大時化のようで、
セッティングは一日延期になりました
はやる心とは反対に、こういう年もあるのです。
よいお天気の年もあれば、今年のように大荒れ、
または最悪の年は流氷がなかなか去っていかずに、
港が氷のためにオープンしていないことも。。。
自然が相手ですからね。。。
ということで、初物ロブスターは一日遅れそうです。。。
次回はロブスター食べる編をお届けします。
お楽しみに