春一番
このブログも、あと少しで終わりですね・・・😢
3ヶ月とはいえ、あっという間だったような気がします。
Tomoさんのように、「書き残したことはないだろうか・・・・」
いろいろ思い浮かべていたところ、大事なことを思い出しました❗️
ノバ・スコシア州とニュー・ブランズウィック州の間にある、ファンディ湾という、世界一潮の高低差が出来る湾のことは、何度か書きましたが、そこの名物
タイダルボア・ラフティング(Tidal Bore Rafting)
について書いてなかったです!
タイダルボアって、大津波とか川の逆流現象のことをいいますが、ファンディ湾に流れ込む川のほとんどが、この逆流現象を起こします。
さすが、ファンディ湾でしょ✌️
その、特異な自然現象を利用して、ここら辺の川では、タイダルボアにもまれながらのボートツアーを楽しむことができるんです。
有名なところでは、ニュー・ブランズウィック州のセント・ジョン川で行われている、ジェットボート ですね。
ここは、タイダルボアというより、リバーシングフォールと呼ばれて、日本の鳴門海峡のように渦潮になるのです。
(c) City of Saint John
このボートツアーは、そんなに激しくなく、小さな子供から年配の方まで楽しんでいるのを見ます。
もっと、激しく波にもまれてみたい方には、ノバ・スコシア州のシュブナカディー・リバー(Shubenacadie River)で行われている タイダルボア・ラフティング がお勧め。
この川は、潮の高低差世界一をギネスブックに記録している バーンコート(Burncoat)の付近が河口です。
ここでは、ゾーディヤックに乗って果敢にも川の逆流に挑戦してゆくのです。
実は私も、2年前に挑戦してきました。
そして、あまりの壮絶さにびっくりしました😱
毎日、潮が満ちてくる時間に合わせて、ラフティングが設定されています。
参加者はみんな防水加工された防寒服みたいなものを借りることができます。
事前に、Tシャツと短パンで参加することと指示があるので、その上に、支給された防寒服を着て武装します。
靴も貸してくれます。
サンダルやゴム製の靴がたくさん常備されているのです。
決して自分の靴で行こうとなんて思わないでくださいね。
結局茶色になって、汚れて、くたくたになってしまうのです。
ゾーディアック1隻に、だいたい6-8人ぐらいの人が乗ります。
そして、川を下ってゆくのです。
最初は、川は穏やかで、水深も浅く、みんなのんびりと川くだりを楽しむ感じなのですが・・・・
それが、タイダルボアの時間になると一転します!
来た!タイダルボア
河口から、次から次へと、うねるような大きな波が上流に向かって押し寄せてくるのです。
それを待ち構えていたゾーディヤックは、わざと波の流れに逆らって、次から次へと波を越えてゆくのです。
もうまるで、ジェットコースターに乗っているよう。
ゾーディヤックが見えない・・・
一つの波を越えるたびに、ゾーディヤックは波底に落ち込みます。
一緒に乗っているカナダ人たちは、ゾーディヤックのゴムボートを思いっきり波にぶつけるようにして楽しんでいるので、たちまちボートは、水でびしゃびしゃになってしまいました。
もちろん、みんな頭から足の先までずぶ濡れ。
防寒服の下も、下着までみーんなずぶ濡れです。
最初は濡れるのを非常に気にしてた私でしたが、もう半ばから開き直っちゃいました。
タイダルボア・クルーズは2時間半のものと4時間のものがあります。
よっぽどアウトドア好きの人なら4時間のツアーもいいかもしれませんが、タイダルボアを楽しむなら2時間半で十分。
岸に上がって、ボート小屋に行くとシャワーを浴び、その後は、暖かいホットチョコレートが待っています。
私は、こんなに激しいラフティングを期待していなかったので、
丘に上がった時は、少々呆然状態。
いや~、でも、楽しかった😆
新月や満月の時が一番大きな波になるとのこと。
私が乗ったときは、満月の少し手前。
大きな波だとおもったけれど、これよりも激しかったらどうなるんだろう、と思ってしまいました。
ラフティング中、上流に向かって駆け上がるタイダルボアの上にゾーディヤックが乗って運ばれてゆく瞬間がありました。
これぞ、波に乗る感覚
風を切って走り抜けるようなそんな爽快感はたまらなかったですよ♬
着ていた白のTシャツは、赤茶けた色に染まってしまって、着られなくなってしまいました。 ほんと、靴は借りていて良かったです。
次回の挑戦では、水着を着て挑戦しようかな、と身の程知らずにも思っているこの頃です。